オフ会の話
どうも砂糖です。
今となってはふらっと行くこともあるぐらい敷居が下がったオフ会について話します。
初めてのオフ会はなんと中学3年生の時でした。今から考えると、ちょっと人としてダメな大人達とのオフ会でした。
その頃、自分はハンゲームで狂ったように遊んでいました。その中でもゲーム自体をプレイしていた訳ではなく、チャット(チャットのみの専用アプリがあった)をずっとしていました。そこでたまたま意気投合したメンバーと固定で毎日話していたある日、難波でオフ会をやろうという話が出てきました。
大阪の中でも、大して栄えていない地方の少しヤンチャな中学校に通っていた陰キャラは難波や梅田といった都会に足を踏み入れたことはありませんでした。オフ会を口実に難波に行ってみたいと思い、参加表明をしました。
そうしてオフ会当日。忘れもしない10月14日の日曜日。初めてなんば駅に降り立ち、地図を見ながら日本橋のナムコ前に到着した自分を待っていたのは、赤チェックの服を着てバンダナを腕に巻き、ジーンズに服を入れてリュックを背負ったテンプレのような格好をしたヒョロヒョロの男性(当時32歳)と、メイド服を着て金髪のウィッグを被り、らき☆すたのパトリシア・マーティンを自称する筋肉質の男(当時27歳)と、宝塚のような煌びやかなタキシードを身に纏った男装メイクの女(当時34歳子持ち)でした。
その四人は顔を合わせ、挨拶もそこそこにカラオケに向かいます。自分はBUMPなどの当時流行っていたJ-POPを選曲し、テンプレオタクは当時のアニソン、自称パトリシアはらき☆すたのキャラソン、ヅカ子持ちは80年代アイドルソングと、お互いの癖が凄すぎる選曲に盛り上がっているのか何なのかよくわからない空気だったのを覚えています。
そうしてカラオケが終わり、4人でご飯に行くことに。未成年の自分が居たため普通のファミレスに入りましたが、先程言った出で立ちの3人に中学生1人、周りの視線が刺さる居心地の悪い食事でした。そうしてご飯を食べ、19時過ぎに自分だけ一人別れ家路に着きました。
その後、彼らは3人で二軒目に向かったようで、そこで何が起きたかは分かりません。しかし男女が入り混じっていたせいか、何かは起きたようです。自分が高校に上がる頃、そのグループは崩壊していました。
テンプレオタクがヅカ女に惚れてしまったのです。しかしヅカ女は既婚者でありながら自称パトリシアと一夜を共にしたようで、それが旦那にバレて離婚、その後は分かりません。テンプレオタクはそれを知りショックを受けチャットに来なくなりました。
そうして固定メンツを失くした自分は高校生になり、数年後ツイッターを始め、今では行けたら行くとリア友のような感覚でオフ会に参加するようになりました。
今では彼らも40過ぎなどですが何をしているんでしょう、それは永遠の謎です。そのような格好をいまだにしているのでしょうか。もし見ていたら連絡ください。
それでは、今回はここで仕舞いとします。
次回更新をお待ちください。