ビタースイー糖

見通しが甘いことでお馴染み砂糖のブログ

お笑い芸人の話

どうも砂糖です。

 

今回はお笑いの話をします。

とはいえ今のではなく20年近く前の話です。

 

20年ほど前、関西のお笑い界に幾度目かの黄金期が来ていました。1999年の世紀末、心斎橋にあった2丁目劇場というダウンタウンなどが漫才をしていた劇場が閉館となり、それの代わりの若手中心の劇場として「baseよしもと」が開館されました。

 

これが本当に凄かった。

当時の関西の女子高生などはジャニーズアイドルより若手芸人をアイドルのように追いかけて、よしもと側もそれに便乗しアイドルまがいのグループを作りました。

それがWEST SIDEというグループ。

今現在クイズおじさんでお馴染みのロザン、youtuberと新興宗教の教祖でお馴染みのキングコング、全国的な知名度はない上に既に解散したランディーズという3組が島田紳助プロデュースでコントをしたり歌を歌ったりして熱狂的な人気を得ました。

どれぐらい熱狂的かというと当時のbaseよしもとなんばグランド花月という劇場の道を挟んで向かいにあるので距離にして10〜20mぐらいなのですが、出待ちが多すぎてその距離でタクシーを使わなければならないぐらい熱狂的でした。

そのグループの他にも勿論人気の芸人さんはいて、例えばブラックマヨネーズの小杉は今は面影はないですがハーフのような顔立ちでアイドル的な人気もありましたし、今イキリナルシストと白い奴のNONSTYLEも当時は井上も元気で爽やかな感じで女子高生辺りからの支持が凄くありました。

いやマジで、僕の同級生の女の子は井上の下敷きとか使ってましたからね、マジで。

ナマモノ同人誌とか割と作られてましたからね、マジで。

 

エンタの神様が爆発的に人気になる2004〜5年ぐらいまで黄金期は続いた気がします、というよりその辺りから人気の方々がM-1で優勝したりして東京に拠点を移した結果baseよしもと自体の層が薄くなってしまったんですよね。勿論そこが抜けてからも若き日のかまいたちなど今でこそ活躍してる芸人は沢山いたのですがやはり当時の看板が抜けた穴はデカく、2010年12月にリニューアルも兼ねて閉館。今その場所はAKB48姉妹グループNMB48の劇場になっています。

勿論若手中心の劇場がなくなるわけにはいかないので2011年の元日に元々baseよしもとがあったビルの上に新たに5upよしもとという劇場が作られましたがそれも確か3年ほどで閉館となり、それの代わりとして同じ場所に2022年現在も存在するよしもと漫才劇場が開館されました。

 

 

今現在コロナ禍もあり少し足を運びづらくなっている劇場ですが、吉本興業が各地に劇場を開くなど若手の発掘に力を入れています。

まだ世に知られていないだけで貴方に刺さるかもしれない芸人も恐らくいるでしょうし、未来のスターの下積み時代を見ることも出来ます。

なにより生の舞台で見るとテレビで見るネタより熱量が更に伝わりウケているのもスベっているのもどちらもより顕著に現れます。

是非機会があれば一度劇場に足を運んでみては如何でしょうかと言ったところで今回は仕舞いとします。

 

次回更新をお待ちください。