ビタースイー糖

見通しが甘いことでお馴染み砂糖のブログ

お仕事話(書き忘れ)

どうも砂糖です。

 

以前いくつか書いたお仕事の記事なんですが、ラウンジや風俗の間、働いていた昼の仕事である派遣会社の事務員の仕事を書き忘れていました。今回はそのお話を。

派遣会社にはいくつか種類がありまして、イベントなどをメインに扱う会社、オフィスに一定の期間の契約として事務員を派遣する会社、そして製造業などの単発バイトメインの会社。自分が働いていたのは最後の製造業などがメインの会社でした。

 

まず1日の流れとしては朝、出社してすぐに1時間ほどの登録説明会を行います。働く際の専用サイトだったりお給料の支払い方などの説明を事細かにしていきます。とはいえ、登録希望者がいない日も勿論ありますので、その際はその日仕事に行ってもらう方達がきちんと行っているかの確認をします。これがクソクソクソクソ大変。

基本的には家を出た時、集合場所に到着した時、仕事現場に着いた時と3回専用サイトで報告してもらう必要があります。とはいえボタンを一回押すだけ、簡単。でもこれを忘れる人が多い!いちいち電話もしていられないので、登録されているアドレスに押してませんよ!というメールを送るのですが、それでもなお押さないやつがいます。

そうなったら電話です。電話に出て、忘れてましたーと言ってくれるなら遥かにマシ、電話に出ない奴もいます。酷い時はその電話を受けて休みたいだとか言う奴も居ますし、電話に出ない上に仕事現場にも来ない奴もいます。人間のクズが。

 

そして粗方出勤を確認できた後は、次の日の仕事を行ってくれる方を探します。こちらも専用サイトで1週間の予定(仕事に行けるか行かないかぐらい)を入れてもらって、行ける、もしくは何も設定していない人に電話やメールで仕事ができるかのアポを取ります。これがクソクソクソクソクソクソ大変。

まず何も設定していない人が多すぎる。週1ぐらいやれ。電話に出ない人が多すぎる。携帯電話は携帯しろ。設定してない奴が悪いのに逆ギレする人が多すぎる。登録説明会の時に設定しないと毎日電話するって言ったろ、脳みそカステラか。

そんなこんなでお昼を過ぎると近くの銀行に行きます。この会社は日払いが可能で、最短で働いた次の日にお給料を事務所で受け取れるシステムでした。そのお給料を銀行に引き出しに行きます。そして夕方の間にお給料の受け渡し業務を終えて1日が終わります。

と、まあこれが1日の流れでこれをほぼ毎日繰り返します。支店の事務所に1人だったので、気楽に過ごして派遣のスタッフさんと談笑なども出来る楽しい職場ではありました。

 

さてここでそんな派遣スタッフの困ったちゃんをいくつか紹介します。バックレる人に関しては多過ぎるので割愛します。

まず40歳の頭がちょい悪オヤジ、山田さん。彼はそこそこのオッサンながらも自分はイケてるオッサンと思い込み、女子大生のスタッフなどに声をかけまくりクレームが相次ぐオッサンでした。勿論こちらからも直接注意はしますが、拒否されてるところから落とすのが燃えるそうです。最終的に派遣先の女性社員を口説き、こっぴどく振られてストーカー紛いのことをして警察に捕まりました。登録抹消。

続いておばさんキャッツアイ、瞳さん。彼女は30代後半の主婦ですが、手癖が悪く度々物を盗んでいたようです。というのも、彼女が行く現場で盗難騒ぎが起きるのですが確固たる証拠もないので咎められませんでした。が、ある日配送業者の派遣スタッフ専用のロッカールームでの盗難騒ぎの時に、そこにあった監視カメラにばっちり犯行が映っていました。呼ばれる警察、余罪を追及したところそれまでの被害も全て瞳さん。被害総額は137万円。登録抹消。

最後に元祖レンタル何もしない人、吉田さん。彼は本当に何もしません、いや出来ません。配送業者で各地域ごとに振られた番号の荷物を引いていく作業があるのですが、それすら出来ません。ベルトコンベアーの折り返し地点で、こぼれてしまった荷物を拾いベルトコンベアーに戻す作業もありますが、それも出来ません。そこで吉田さんに与えられた仕事は、ただそこに存在をすること。こんなのを派遣する我が社も我が社ですが、それを受け入れる配送業者も配送業者です。彼が出来ることは、呼吸や飲食などの人間としての最低限度、自転車に乗る、事務所に来る、仕事場に行く。リアルにこれぐらいかもしれません。彼はまだ生きているんでしょうか。

 

派遣会社の少しの闇を見せたところでここらへんで仕舞いとします。もう少し癖のあるスタッフもいましたので、その話はまたいずれ。

 

次回更新をお待ちください。