ビタースイー糖

見通しが甘いことでお馴染み砂糖のブログ

雑記の話

どうも砂糖です。

1つのネタで1本分書ける気がしないので小ネタ集のような感じで今回は凌ぎます。

 

派遣会社で働いていた時に同じく事務として働いていた李さんという中国人の方がいました。年齢不詳、フルネーム不詳、趣味はパチスロ、その会社に勤めるまでの経歴不詳、キツい物言いのせいで社長直々に派遣スタッフと話すなと通達されており、自分がこの会社を辞めるきっかけとなる喧嘩をした相手でもある謎の人物です。

さて、その会社ではどうしても人員を確保しなければいけない現場に人が埋まらなかった場合、営業などの社員が現場に出てスタッフとして仕事をする苦し紛れの戦法がありまして、それの管理の為、派遣スタッフ同様に各社員もスタッフ登録をしています。その際電話番号など登録するのですが、その中の一つに緊急連絡先の項目があります。それぞれ奥さんだとか実家の番号などを登録していましたが、ある日李さんのスタッフ登録を見た時に登録されていた緊急連絡先は119でした。

いや、意味が違う。

 

中学の時に少し仲が良かった池田くんという男がいました。彼は今にして思うと典型的ネットイキリマンみたいな感じで、パソコンにそれなりに詳しいと自称してエンターキーを強めにターンッ!とするタイプでした。

当時電車男が流行り、2ちゃんねるという存在が割と表向きになっていましたが、彼はそれより前から2ちゃんねるの住人で電車男のスレッドもリアルタイムで見ていたと言い張っていましたが、何故中学校に入るかどうかぐらいの子供が毒男板を見ていたのかは不明です。そんな彼はおもしろフラッシュ倉庫を見たことがないと言います。ずっとネット民で見たことがないというのもおかしな話ですが、小学校ぐらいに大流行した世代として見てみようぜ、面白いよと彼の家に行き、自分と池田くんを入れた5人でそのサイトを開きました。

ドラえもん系など少し懐かしいフラッシュを見ていくうちに、当時の小中学生を恐怖に叩き落した「赤い部屋」をパソコンに詳しい池田くんならどうにか出来るのでは?と誰かが言いました。そうだよ、きっとなんとか出来ると声があがり自分達は赤い部屋を開きました。

ストーリー仕立てのテキストが流れ、それを真剣に読む池田くん。少し怖いのかマウスを握る手に力が入っているようでした。そしてテキストが終わり、ここからが本番。「あなたは|好きですか?」と現れるポップアップ。思わず声が出る池田くん。しかしすぐに悪趣味だと言い、×マークを押すと再度現れる「あなたは | 好きですか?」というポップアップ。小さな悲鳴にも似た声をあげ、何これ何これ何これと呟き始める池田くん。この時点で自分達は赤い部屋より池田くんの方が怖かったです。得意のはずのパソコン知識を活かせず×マークを連打し、消えてはまた現れるポップアップに半狂乱になる池田くん。可哀想になってきたので止めようとした瞬間に「うおぉぉぉおおお!!!」と叫び声をあげて机の上に置いてあったPCのモニターに思い切りラリアットかまし、机から落として画面を粉砕しました。

ドン引きの自分達、やったことの重大さに気づき呆然とする池田くん、大きな物音にかけつける池田くんの母親。全員が不幸な悲しい事件でした。

まったく関係のない余談ですが今現在、池田くんはお弁当屋さんで働いています。

 

今回は二つのエピソードをお送りした所で仕舞いとします。

次回更新をお待ち下さい。